武蔵野美術大学 美術館・図書館、2020年度後期の展覧会スケジュールを決定
2020年7月21日
武蔵野美術大学 美術館・図書館
2020年度後期の展覧会スケジュールについて
武蔵野美術大学 美術館・図書館は、9月からの2020年度後期の展覧会スケジュールを決定しました。新型コロナウイルス感染症予防対策の一環で臨時休館を実施したことに合わせ、展覧会会期の調整を進めてきました。全体スケジュールと、後期第一弾として9月から開催する「脇谷徹──素描ということ」と「イラストレーションがあれば、」の2つの展覧会の概要をご紹介します。
2020年度後期スケジュール
9/21(月・祝)–10/24(土)
①脇谷徹──素描ということ( 展示室2・3、アトリウム1・2)
②イラストレーションがあれば、 ( 展示室4・5)
11/16(月)–12/19(土)
③ドアは開いているか 山本直彰展( 展示室3・4)
日本画の新たな絵画表現の可能性を模索してきた作家の作品を展示します。
④十時啓悦──樹木と漆と暮らし( 展示室2、アトリウム1)
木地作りから漆塗りまで一貫して手がけられた漆工作品の造形美に触れます。
⑤(仮称)所蔵品展( 展示室5、アトリウム2)
近年の新規収蔵品を中心に展示します
11/30(月)–12/19(土)
⑥(仮称)ムサビのファカルティ展( 展示室1)
現在活躍中のムサビ出身の作家の作品を紹介します。
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10/26(月)–12/19(土)
⑦紙・木・藁にみる祈りの造形( 民俗資料室ギャラリー)
自然素材で作られた祈りにまつわる資料を中心に先人の発想の工夫を辿ります。
※2020 年度に開催予定だった「オムニスカルプチャーズ―彫刻となる場所」「所蔵品展―1960~1970 年代のグラフィックデザイン」「片山利弘―領域を越える造形の世界」は2021年度に延期になります。また、「(仮称)助手展2020」は中止となりました。
※新型コロナウイルス感染症の今後の拡大状況に応じて展覧会スケジュールは変更となる場合があります。ご了承ください。最新情報は美術館ウェブサイトでお知らせします。
展覧会「脇谷徹──素描ということ」について
展覧会「脇谷徹──素描ということ」では、彫刻家・脇谷徹(本学共通彫塑研究教授)の最初期の作品から最新作に至るまで、各時代の彫刻作品約50点と、素描・絵画を中心とした平面作品約150点を紹介します。
200点以上の作品を一望することで、脇谷が制作においてただひたむきに目の前にある対象物と向き合い、視覚的特徴や質感・立体的なヴォリュームをつかみ、実在性を浮かび上がらせようとしてきたさまが見えてきます。ありのままの「かたち」をつかむ行為全般を「素描」と捉える脇谷は、平面作品も立体作品も同じ「素描」の発露だとしています。装飾を取り払い、必要最低限の描線で空間の中あるいは紙の上に「素描」された「かたち」を目の当たりにすると、普段私たちがいかに印象や概念に影響されて事物を認識しているかに改めて気付かされます。
本展を通して脇谷徹の真っ直ぐで力強い作品世界と、造形における「素描」という表現の本質にふれていただければ幸いです。
※本展は脇谷徹教授の退任記念展として開催します。
協力:武蔵野美術大学 共通彫塑研究室
展覧会「イラストレーションがあれば、」について
西洋における〈illustration〉 は、印刷技術の発展とともに書物や雑誌と深く結びつき、社会や文化を映し出しながら歴史を重ねてきました。日本では1960 年代以降、イラストレーターの活躍をきっかけとして独自の発展を遂げ、今日的な〈イラストレーション〉の概念が一般に定着したといえます。美術評論家の中原佑介が、この広大なイラストレーションという領域を考える上で、なによりもまず「世界地図」を「世界のイラストレーション」と例に挙げたことは、少し意外なことに感じるかもしれません。
本展では当館コレクションより、中世の彩飾写本や16 世紀の世界地図から、現代のポスターまで、イラストレーションをめぐる幅広い作品を展観します。現代の〈イラストレーション〉の源泉ともいえる〈illustration〉の実体、日本の多彩な〈イラストレーション〉を生んだイラストレーターの存在を探りながら、その可能性を紐解きます。
※監修:赤塚祐二(武蔵野美術大学 油絵学科教授/武蔵野美術大学 美術館・図書館 館長)
「脇谷徹──素描ということ」、「イラストレーションがあれば、」
会期:2020年9月21日(月・祝)– 10月24日(土)
開館時間:10:00-18:00(土曜日・祝日は17:00閉館)
休館日:日曜日 入場料:無料
主催:武蔵野美術大学 美術館・図書館
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- 名称 学校法人武蔵野美術大学
- 所在地 東京都
- 業種 大学
- URL http://www.musabi.ac.jp/
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