4月21日、一般社団法人日本冷凍食品協会（会長 大櫛顕也）では、令和4年の冷凍食品の生産・消費調査結果を公表しました。

◎国内生産量は前年比0.7％増。出荷額は4.0％増の7,639億円と過去最高。

◎このうち家庭用、業務用ともに数量・出荷額は増加し、家庭用はいずれも過去最高。前年に続き、数量・金額ともに家庭用が業務用を上回った。

■国内生産は、数量が1,599千トン（対前年比（以下、同じ）100.7％）と前年を上回り、過去最高だった平成29年（2017年）の1,600千トンとほぼ同水準。金額（工場出荷額）は7,639億円（104.0％）と前年を上回り、過去最高となった。

■家庭用は数量が8年連続増加し、805千トン（100.8％）、金額が4,061億円（103.7％）となり、数量・金額ともに過去最高。業務用は数量が794千トン（100.6％）、金額が3,578億円（104.4％）と前年を上回った。

■数量では、前年に初めて僅かながら家庭用が業務用を上回ったが、4年も同様となった。金額では3年連続で家庭用が業務用を上回った。

◎品目別（大分類）生産量では、水産物は減少、農産物はほぼ前年並み、大半を占める調理食品はやや増加した。

◎品目別（小分類）生産量では、１位うどん、２位コロッケは変わらなかったが、３位は前年の炒飯からギョウザに入れ代わった。

◎小分類の品目では、春巻、ギョウザ、パスタなどが大きく増加。

■大分類の品目別生産量では、水産物（94.5％）が減少したほか、2年連続減少していた農産物（99.8％）がほぼ前年並み、国内生産の大半を占める調理食品（100.9％）はやや増加した。

■小分類の品目別生産量では、1位うどん、2位コロッケは変わらなかったが、前年4位のギョウザが大幅に増加し3位となり、やや減少した炒飯が4位となった。

■小分類の品目で前年に対して量的に大きく増加したのは、春巻（122.9％）、ギョウザ（103.9％）、パスタ（105.7％）などであった。

◎冷凍野菜の輸入量（7.2％増）、輸入額（38.7％増）とも大幅に増加。

◎国内消費量は3.0％増加、1人当たり年間消費量も23.9㎏と、いずれも過去最高。

■財務省貿易統計による冷凍野菜の輸入量は、1,149千トン（107.2％）、輸入額は2,822億円（138.7％）といずれも大幅に増加した。

■国内消費量（「冷凍食品国内生産量」、「冷凍野菜輸入量」、「調理冷凍食品輸入量」の合計は、2,981千トン（103.0％）、１人当たりの年間消費量は0.8㎏増加し23.9㎏となり、いずれも過去最高となった。

※詳細はプレスリリースをご確認ください。