FSC®️ FM認証現場での課題や要求事項などの勉強会を 国内で最初にFM認証を取得した速水林業で開催

FSCジャパン

2023年6月16日

FSCジャパン

 

国際的な森林認証制度FSC(Forest Stewardship Council®)の普及啓発を行うFSCジャパン(特定非営利活動法人 日本森林管理協議会、代表:太田猛彦)は、2023年6月5日(月)~6月7日(水)、日本で最初にFM認証を取得した三重県の速水林業で、認証機関間の解釈の違いをなくし、認証現場での課題や要求事項への理解を深めるための勉強会を開催いたしました。今回の勉強会へは、FSC FM認証審査員、FM認証取得者、NGO、FSCジャパン関係者など15名が参加。あらかじめ課題や疑問点などを持ち寄り、現場での経験を共有しながら、それぞれの立場からの意見を交わしました。速水林業のスタッフや森林組合おわせの方々もお迎えし、熱いディスカッションが展開されました。参加者からは事前に数多くの議題が提案され、また議論の最中に新たな議題もでるなど、終始白熱した話し合いが行われました。 

※話合われたいくつかのトピックは、以下よりご参照ください。

https://www.jp.fsc.org/jp-ja/newsfeed/FMworkshop2023

 

2日目には速水林業の見学が行われ、日本で最初にFM認証を取得した速水林業の森や設備などについての説明に参加者は熱心に聞き入っていました。FSCジャパン副代表でもあり速水林業代表の速水亨からは、これまでの速水林業の試行錯誤の歴史や森づくりの哲学、誰もが成功しないと思っていた試みの思いがけない成功談、新しい機械を導入するまでの過程や、徹底的なコストカットの試みなどが次々と披露され、FSCジャパンの理事も務める白石東大名誉教授からは、森林科学の学問的観点からの解説が加えられ、参加者はさわやかな山の空気を満喫しながら森林管理に対する知識を深めました。

参加者からは「審査員の考え方を知ることができてよかった」「基準に関する理解が深まった」「様々な立場の人が自由に議論でき、まさにFSC」といった感想が寄せられました。

 

FSCジャパンでは今後も、認証取得者と認証機関の規格に対する理解を深めるための取組み、認証取得者や認証機関の審査員同士が意見交換できる場の提供を継続的に行っていきたいと考えています。

 

■FSCジャパン(特定非営利活動法人 日本森林管理協議会)

FSC(Forest Stewardship Council, 森林管理協議会)は、環境保全の面から見て適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理の普及を目的に、環境団体、林業者、林産物取引企業、先住民族団体などを中心に、1994年に設立された独立した非営利団体です。現在世界の約1億6000万ヘクタールの森林と55,800ほどの組織がFSCの規格に基づき認証されています。FSCジャパンはFSC国際事務局から正式に承認された、日本の窓口となる組織です。日本国内におけるFSC森林認証の普及や、国内を対象とした規格の検討と作成を行っています。

 

■FSCマーク

FSCの定めた基準をもとに、適切に管理されていると認められた森林から生産された木材や

回収材等の責任をもって調達された原材料から生産された製品に、FSCマークがつけられます。

FSCマークがついた製品を使うことで、世界の森林保全につながります。

FSCジャパン公式HP:https://jp.fsc.org/jp-jp

FSC公式Twitter: https://twitter.com/FSC_Japan

FSC公式Facebook: https://www.facebook.com/FSC.Japan?ref=tn_tnmn

 

 

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