東北初!公立農林業系専門職大学 「東北農林専門職大学」(2024年4月開学) が正式に設置認可!

9/6から志願者募集開始

山形県

令和5年9月6日

山形県農林水産部専門職大学整備推進課

※本プレスリリースは文部科学省記者会、科学記者会にも配布しております

 

令和5年9月6日

山形県農林水産部専門職大学整備推進課

報道関係者各位

 

東北初!公立農林業系専門職大学 「東北農林専門職大学」(20244月開学) が正式に設置認可! 9/6から志願者募集開始

 

東北初の公立の農林業系専門職大学である東北農林専門職大学の設置認可が9月4日に文部科学大臣から下りました(2024年4月開学)。初めての入学生となる来年度の志願者の募集は9月6日から開始いたします。山形県は、優れた技術と経営力、国際競争力を身に付け、農業・森林業のリーダーとなる人材の育成を目指します。

 

 

東北農林専門職大学開学の背景

担い手の減少・高齢化、農地の荒廃化の進展、管理が十分ではない森林の増加など、農業・森林業そのものに係る課題に加え、世界・社会全体が大きく変化しています。国内の少子高齢化の進展の一方で、世界の人口は増加し、農林業のマーケットは拡大傾向にあります。その他にも、AI・IoT、DX等Society 5.0などテクノロジーの進展や、気候変動、生物多様性、脱炭素、SDGs等への対応の必要性や、最近のウクライナ情勢等による食料安全保障への懸念など世界で起こるこれらの複合的な変化に的確に対応し、優れた技術力と経営力を持って、将来を切り開き、国際的にも比肩し得る農林業の経営人材の育成は急務です。こうした情勢を踏まえ、山形を起点とした将来の農業・森林業を担う人材を育成するため、山形県は東北農林専門職大学の設置を計画しました。

 

※専門職大学とは?

特定の職業のプロフェッショナルになるために必要な知識・理論、そして実践的スキルの両方を身に付けることができる、従来の大学に実践的な教育と他分野の教育を取り入れたハイブリッドな大学です。カリキュラムは、講義だけでなく、学内外で行われる豊富な実習が特徴となっており、理論と実践をバランス良く学べます。

 

東北農林専門職大学開学の狙い

日本の農林業は、従事者の減少・高齢化やDXの進展、世界的な持続可能性への意識の高まりなど、大きな環境変化の中にあります。そのため、本学では、優れた技術と経営力、国際競争力を身に付け、農業・森林業のリーダーとなる人材の育成と、現場の課題解決・関連産業の振興に向けた研究等を行い、農業・森林業の持続的発展と地方創生に資することを目指します。

また、本学では、近年需要が高まっている社会人のリスキリングにも対応しています。

 

東北農林専門職大学の概要

学 部:農林業経営学部(入学定員40名)  

学 科:農業経営学科(入学定員32名)

    森林業経営学科(入学定員8名)

学 位:農業学士(専門職) / 森林業学士(専門職)

所在地:山形県新庄市角沢1366

 

東北農林専門職大学の強み

・多くの実習先との提携による臨地実務実習(学外実習)

大規模な稲作経営体や6次産業化を実践する法人、スマート林業を行う森林業事業体など、多種多様な実習先を300ヶ所以上確保しています。

2年次から4年次まで毎年30日間、目指す進路に合った実習先でリアルな農林業経営を継続的・段階的に学ぶことができます。

・農林業に必要な様々な資格の取得が目指せます。

・山形県内の農林業界、県、市町村、地域の皆さんが一緒になって大学の教育・研究や学生の卒業後の進路を応援する体制です。

・ビジネス英語、SDGsと農業・森林業、国際農業・森林業実習等、国際化に対応した学びが可能です。

  

 

既存大学農学部との違い

 

農林大学校との違い

  

 

学科のご紹介

【農業経営学科】

「農業経営の現場や地域に出て学び、生きた農業経営や地域の課題解決能力を身に付ける」

東北地方では、四季の変化に富んだ気象条件など恵まれた自然環境のもと、豊富な農産物が生産されています。農業経営学科では、東北の農業の特色を活かして、農業の生産技術力及び経営力を高める専門的な学び等を提供し、農産加工・販売をはじめとする農業経営の多角化にも対応可能な農業経営者等の育成及び研究を行います。

【森林業経営学科】

「林業を起点とした森林資源のフル活用に取り組み、時代の要請に応えるビジネスを構築」

本学科は、SDGsや脱炭素社会への変革など、国際的な潮流と調和しながら、林業を起点として森林資源のフル活用に取り組む「森林業」を学びます。林業を中心に、きのこ等の非木材森林産品、森林サービス産業等について、実践的な教育と地域課題の解決を担い、森林業分野の専門職業人材の育成及び研究を行います。

 

カリキュラム&教員紹介

  農林業の生産や経営等に係る知識と、理論に裏付けられた技術、地域活性化に向けた課題解決の実践的手法、関連分野の知識(加工・販売、建築、観光等)、SDGsなど幅広い教養を、講義と豊富な実習でバランス良く学べます。

 

【ピックアップカリキュラム】

「先端農業技術論(農業経営学科)」

AIやドローン、ICTなどに代表される農業分野での技術革新が進む中、新たな技術を取り入れた生産性・収益性の高い農業の実践が求められています。本科目では、各分野の専門家を招いて、先端技術の活用に向けた研究開発等の状況やその内容等について学ぶことができます。

「森林生態系サービス保全利用論(森林業経営学科)」

生態系の様々な恵みを生態系サービスと呼んでいます。持続可能な社会の構築には、生態系サービスを最大限生かすことが必要です。本科目では、森林生態系サービスの保全利用に関する基礎的な知識、森林サービス産業などの新ビジネスの創設やPES(生態系サービスへの支払い)について学ぶことができます。

「農山村活性化論演習(両学科共通)」

農山村の特徴を活かしながら、持続可能な農業・森林業や地域のあり方を考えるには、生産者や経営者としての視点だけでなく、生活者である地域住民の視点で物事を考えていく必要があります。本科目では、農山村集落の住民との交流や、ワークショップ等のフィールドワークにより地域活性化の実践的手法等を学ぶことができます。 

「SDGsと農業・森林業(両学科共通)」

農林業と自然環境との共存は重要であり、農地・森林環境は食料・木材等生産物の安定供給という生産機能のほか、人類社会の持続可能な発展や地球環境の保全等において多面的な機能を発揮しています。本科目では、農業・農村の有する多面的機能、生態系サービスや持続可能な農業・森林業へ向けた取組の進め方、農林業生産に起因する環境問題とその対策について考え、SDGsの達成・実現に向けた農業・森林業のあり方について学ぶことができます。

 

各学科の各専攻分野に研究能力のある教員と実践能力のある教員を配置し、理論と実践を関連づけて学べるハイブリッドな教育研究ができる体制を確保しています。

 

【例えば、こんな研究をしている教員がいます】 

○農業経営学科

・農林業の生態系循環と地域産業の活性化に取り組む教員

・さくらんぼの育種や栽培に長年取り組み、新品種の育種を数多く行った教員

・和牛肉の食味の見える化の研究等を通じ、多数の特許等を取得している教員

○森林業経営学科

・森林の多面的機能に資する森林造成技術や生態系を管理する技術を研究している教員

・スマート森林業実施のための先端的森林施業技術を研究している教員

・森林サービス産業と革新的な森林ビジネスを研究している教員

 

■新しく充実した学修環境

新築の校舎、学内の圃場や演習林、畜舎等の附属施設等充実した学びの環境があります。東北各県に特徴的な農林業を学べる実習先を確保し、東北全体が学びのキャンパスです。

  

   【建設中の校舎】          【大講義室イメージ】 

 

      

   【学生食堂イメージ】        【図書館前ロビーイメージ】

 

2023.9.30 オープンキャンパス開催!

オープンキャンパスでは、大学の説明、個別相談を行います。

①大学説明:大学の教育内容や施設などの教育・研究環境、入試内容などを紹介します。また、建設中の校舎、実習で使用する圃場や演習林を動画等により説明します。

②個別相談:教育内容や学費、入試、想定される進路など、皆様の疑問点にお答えします。

   

    【大学説明の様子(5/4)】         【個別相談の様子(5/4)】 

 

  【施設(校舎)説明の様子(8/20)】

  

 

■2024年度入学者募集

※入学者選抜要項は大学のホームページ

https://www.ynodai.ac.jp/university/)から取り寄せることができます。

 

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

【大学説明の様子(5/4)】

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