平成24年3月期通期の業績に関するお知らせ(アールテック・ウエノ)

平成24年5月14日

株式会社アールテック・ウエノ

(JASDAQ・コード4572)

平成24年3月期通期の業績に関するお知らせ(アールテック・ウエノ)

 当社は、本日平成24年3月期決算短信を発表しましたのでお知らせします。

【経営成績について】

・当期 (2011年4~2012年3月)の業績は、売上高4,053百万円(前年同期4,204百万円、3.6%減)、営業利益1,063百万円(同998百万円、6.5%増)、経常利益1,073百万円(同1,006百万円、6.6%増)、当期純利益680百万円(同1,248百万円、45.5%減)となりました。また、通期計画に対する達成率はそれぞれ、売上高が95.6%、営業利益が92.8%、経常利益が92.7%、当期純利益が90.3%となっており、ほぼ計画通りとなりました。

【財政状態について】

・当事業年度末の資産合計は、9,329百万円(前期比9.8%増)となりました。これは主としてSucampo Pharmaceutical,Inc.(以下SPI社)の投資有価証券の評価替えにより、投資有価証券が867百万円から1,521百万円(同75.3%増)となったことによるものです。

 負債合計は、1,234百万円(同1.8%減)となりました。これは主として未払法人税等が451百万円から158百万円(同65.0%減)となったことによるものです。

 純資産合計は、8,095百万円(同11.9%増)となりました。これは主としてSPI社株式の評価替えにより、その他有価証券評価差額金が482百万円から944百万円(同95.8%増)となったことによるものです。

【経営に関する最新情報(平成24年1月1日から現在まで)】

・平成24年2月28日、SPI社は、米国および欧州でオピオイド誘発性腸機能障害(OBD)の治療を目的としたルビプロストンの第3相臨床試験を発表しました。また、平成24年上半期に米国食品医薬品局(FDA)に対する追加新薬申請(sNDA)の提出の要件が整ったと発表しました。当社はスキャンポ社との間で、ルビプロストンの北米地域における独占的製造供給契約を締結しております。

・平成24年3月22日、第23回株主総会の後、眼科専門医である当社代表取締役社長 眞島行彦(慶應義塾大学医学部非常勤講師)による、「知らないと怖い現代病-ドライアイ- ~瞳に輝きを~(仮題)」に関する講演会を開催する予定であることを発表しました。

・平成24年4月24日、睫毛貧毛症治療薬として開発中のRK-023について、第1相臨床試験が完了し、眼圧下降や充血などの眼科的所見も認められず、薬物動態の結果からもRK-023の安全性上の問題は少ないことが判明しました。

・平成24年5月1日、武田薬品工業との仲裁申立ての結果が判明するのは5月31日まで延長されたことを発表いたしました。

 本日、平成24年3月期決算短信について、経営陣を代表して当社代表取締役社長 眞島行彦は、以下のコメントを発表しました。

「当社は本日、平成24年3月期決算短信を発表しました。業績についてはほぼ計画を達成することができました。

 当社の収益の柱の一つ、ウノプロストン事業においては、引き続きグローバルな展開を図ってまいります。現在はスキャンポ社が米国での再上市に向けて準備を進めており、今後の成長に期待しております。

 受託製造の米国向けAMITIZAカプセルについては、スキャンポ社とともに販売提携先の武田薬品工業に対して仲裁申立てを行っております。現時点で仲裁判断が下されておりませんので業績予想を開示しておりませんが、仲裁結果が判明し、次期の見通しが確定次第、速やかに業績予想の開示を行う予定です。日本においてはスキャンポファーマが慢性特発性便秘症治療薬の製造販売承認申請を行っております。また、スキャンポ社は2012年上期に米国においてオピオイド誘発性腸機能障害治療薬として製造販売承認申請を行う予定です。これらの承認が取れれば当社の収益に寄与することになりますので、引き続き同事業の拡大に期待しております。

 一方、当社は創薬ベンチャーとして、新薬の研究開発にも注力しております。来期の研究開発については、重症ドライアイ治療薬(開発コード:RU-101)の開発を積極的に進め、平成24年度中に米国で臨床試験を行う準備を進めております。また、アンメット・メディカル・ニーズ領域で開発中のアトピー性皮膚炎等をターゲットとした開発コードRTU-1096は、平成25年度中に臨床試験を開始できるよう準備を進めてまいります。

 当社の手がける3つの領域の研究開発パイプラインを承認取得までスムーズに進めることで、少しでも早く患者様のQOL向上に貢献したいと考えております。」

                                   以 上

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前期比較と計画達成率

四半期実績推移

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