丸紅情報システムズ株式会社 ストラタシスの3Dプリンタ 新製品11機種と新材料を販売開始

丸紅情報システムズ株式会社は、取扱い製品であるストラタシスの3Dプリンタにおいて、2014年11月25日(火)より、日本国内限定仕様の2機種を含む新製品11機種と新材料の販売を開始します。一層先進的な3Dプリンティングソリューションを提供していきます。

2014/11/25

丸紅情報システムズ株式会社

ストラタシスの3Dプリンタ 新製品11機種と新材料を販売開始

日本国内限定仕様も登場 ―水溶性サポート、最小積層厚0.014㎜を実現する機種も

丸紅情報システムズ株式会社(略称:エムシス/MSYS、本社:渋谷区渋谷3-12-18 社長:伊吹洋二)は、取扱い製品であるストラタシス(Stratasys Ltd. 本社:アメリカ ミネソタ州・イスラエル レホボト、米国株式市場NASDAQ:SSYS、CEO:デイビッド・ライス氏/Mr. David Reis)の3Dプリンタにおいて、2014年11月25日(火)より、日本国内限定仕様の2機種を含む新製品11機種と新材料の販売を開始します。より日本のお客様のニーズにお応えするラインナップに拡充し、製造業を始めとした全てのものづくりに携わる方へ、一層先進的な3Dプリンティングソリューションを提供していきます。

FDM方式3D プリンタの新製品、新材料について

FDM(熱溶融積層)方式3Dプリンタの新製品、また新材料は下記の通りです。

■Fortus 380mc、Fortus 450mc

 造形スピードアップ、高速造形を実現するハイエンド3Dプリンタ

Fortusシリーズは、強度のあるリアルプラスチックが材料として使えるハイエンドの3Dプリンタです。新機種のFortus 380mcとFortus(フォータス)450mcは、従来機種より高速造形することが可能になり、共に約15%(それぞれFortus 360mc比、Fortus 400mc比)のスピードアップを実現しています。

また、造形室内の温度管理性能が向上し、操作盤はタッチパネル方式を採用し直感的な操作が可能になり、よりプロフェッショナル向けの3Dプリンタにふさわしい機能性を高めました。

また、これまでFortus向けの材料はライセンスを個々に販売していましたが、この度、複数材料を束ねたバンドル形式での販売を開始します。1つのライセンスバンドルを購入すれば、同時に複数材料のライセンスを取得することができます。これにより、お客様にとっては造形の目的に合わせて他の材料の検討も容易になることが期待できます。

<機種概要>

◇ Fortus 380mc

 最大造形サイズ  355(W)×305(D)×305(H) ㎜

 使用可能材料   ABS-M30、ABS-ESD7、ASA、PC、NYLON12

 サポート方式   ソリュブルサポート方式(*1) / ブレイクアウェイサポート方式(*2) ※材料により異なる

 積層ピッチ    0.127/0.178/ 0.254 /0.330 ㎜ ※材料により異なる

 筐体サイズ    1270(W) × 901.7(D) × 1943.1(H) ㎜ / 601㎏

◇ Fortus 450mc

 最大造形サイズ  406(W)×355(D)×406(H) ㎜

 使用可能材料   ABS-M30、ABS-ESD7、ASA、PC、NYLON12、ULTEM9085 (*3)

 サポート方式   ソリュブルサポート方式 / ブレイクアウェイサポート方式 ※材料により異なる

 積層ピッチ    0.127/0.178/ 0.254 /0.330 ㎜ ※材料により異なる

 筐体サイズ    1270(W) × 901.7(D) × 1943.1(H) ㎜ / 601 ㎏

■ULTEM1010 (*4)

 優れた強度と唯一の食品接触認証(米国)取得樹脂

ULTEM(ウルテム)1010 は、Fortus シリーズ最上位機種 Fortus 900mc 向けの新材料です。

ULTEM 1010 は、耐熱性・引張強度・耐薬品性に優れ、FDM 方式3D プリンタ向け材料としては唯一食品接触認証(米国)を取得しています。大型造形も一括で可能なFortus900mcの造形材料にULTEM1010 が加わったことにより、優れた強度を活かし、大型サイズを必要とする自動車部品のようなDDM(Direct Digital Manufacturing:実部品直接製造(*5))にはもちろん、また、食品生産工場設備向けパーツのDDM といった用途での活用も期待できます。

<ULTEM 1010 概要>

特徴: 耐久性、耐薬品性、食品接触認証(米国)取得

カラー: 褐色、黒

引っ張り強度: 81MPa

曲げ強度: 144MPa

耐熱湿度: 216℃

アイゾット衝撃(ノッチ付き): 41J/m

サポート方式: ブレイクアウェイ方式 

※各試験方法・・・引っ張り強度:ASTM D638、曲げ強度:ASTM D790、耐熱温度:ASTM D648、アイゾット衝撃(ノッチ付き):ASTM D256

Polyjet 方式3D プリンタの新製品について

Polyjet(インクジェット)方式3D プリンタの新製品は下記の通りです。

■Objet30 Prime 高解像度版 (*日本国内限定仕様)

最小積層厚 0.014 ㎜を実現する高性能デスクトップサイズ3D プリンタObjet30 Prime(オブジェットプライム) 高解像度版は、日本国内限定仕様の高解像度モデルです。最小積層厚0.014 ㎜を実現し、従来機種(Objet30 Pro)の最小積層厚0.016 ㎜より更に高精細造形が可能となりました。細部の精密さや表面の滑らかさを求められる用途においての活用が期待されます。

また、従来機種に比べ、造形材料にゴムライク樹脂や生体適合性材料などが加わり、12種類の造形材料が使用できるようになりました。さらに、造形モードでは新たにドラフトモード(積層ピッチ0.036 ㎜)が使用できるようになり、従来モード(ハイスピードモード:積層ピッチ0.028 ㎜)と比較し約25%高速化を実現しました。造形の目的ごとに、より適切な造形モードを選択できるようになりました。

<機種概要>

 最大造形サイズ  294(W)×192(D)×148.6(H) ㎜

 使用可能材料   硬質樹脂、ゴムライク樹脂、耐熱性樹脂、

          生体適合性材料、PP ライク樹脂など、計12 種類

 サポート     ジェル状フォトポリマーサポート(*6)

 積層ピッチ    0.014 / 0.028 / 0.036 ㎜ ※材料により異なる

 筐体サイズ    825(W) × 620(D) × 590(H) ㎜ / 93 ㎏

■Objet Eden 260S (*日本国内限定仕様)、 Objet Eden 260VS

 ストラタシス初 水溶性サポート採用の中型サイズ3DプリンタObjet Eden(オブジェット エデン) 260SならびにObjet Eden 260VSは、ストラタシスの3Dプリンタとして初めて「水」で溶ける水溶性サポート材「FullCure(フルキュア) 707」を使用することができます。造形後水に漬ければサポートを溶かして除去できるので、複雑な形状や薄い形状であっても、破損させることなく容易にサポートを除去することができ、より高精細なモデル造形を可能にします。

特に、Objet Eden 260Sは日本のお客様からの水溶性サポートに対する高いご要望にお応えし、水溶性サポート対応材料のみに絞り込んだ日本国内限定仕様の機種として開発されました。これにより、Objet Eden 260VSよりも低価格でご提供することが可能になりました。

<機種概要>

◇ Objet Eden 260S

 最大造形サイズ   255(W) × 252(D) × 200(H) ㎜

 使用可能材料    硬質樹脂 4種類

 サポート      水溶性サポート

 積層ピッチ     0.016 / 0.030 ㎜ ※材料により異なる

 筐体サイズ     870(W) × 735(D) × 1200(H) ㎜ / 264kg

◇ Objet Eden 260VS

 最大造形サイズ   255(W) × 252(D) × 200(H) ㎜

 使用可能材料    硬質樹脂、ゴムライク樹脂、耐熱性樹脂、

           生体適合性材料、PPライク樹脂など 計13種類

 サポート      水溶性サポート / ジェル状フォトポリマーサポート

 積層ピッチ     0.016 / 0.030 ㎜ ※材料により異なる

 筐体サイズ     870(W) × 735(D) × 1200(H) ㎜ / 264kg

■Objet 260 Connex1/2/3、Objet 350 Connex1/2/3

 マルチマテリアルを存分に発揮する最先端の中型サイズ3Dプリンタ

Objet 260 Connex(コネックス)1/2/3ならびにObjet 350 Connex1/2/3は、それぞれ従来機種のObjet500 Connexシリーズと同等のトリプル・ジェッティング・テクノロジーを搭載しつつ、コンパクトサイズになりました。Objet350Connexシリーズは最大造形サイズが従来機種の(490(W)×390(D)×200(H))より小さい造形サイズ(342(W)×342(D)×200(H)㎜)、Objet260Connexシリーズはさらに小さい造形サイズ(255(W)×252(D)×200(H) ㎜)です。

従来マルチカラー材料が使用できる機種はObjet500 Connex3のみでしたが、今回、コンパクトになったObjet260 ConnexシリーズとObjet350 ConnexシリーズにもConnex3が加わったことにより、最先端のマルチカラー造形を可能とする機種ラインアップが拡充しました。

また、これらは従来通り、硬質樹脂やゴムライク樹脂、生体適合性材料など多彩な造形材料を使うことができ、最小積層ピッチも0.016㎜と、より実物に近い感触や外観のモデルを造形することができます。

<機種概要>

◇ Objet260 Connex1/2/3

 最大造形サイズ     255(W) × 252(D) × 200(H) ㎜

 使用可能材料      硬質樹脂、ゴムライク樹脂、耐熱性樹脂、生体適合性材料、ABS ライク樹脂など ※機種により異なる

 サポート        ジェル状フォトポリマーサポート

 積層ピッチ       0.016 / 0.030 ㎜ ※材料により異なる

 筐体サイズ       本体 870(W) × 735(D) × 1200(H) ㎜ / 410 ㎏

 マテリアルキャビネット 330(W)×640(D)×1170(H) ㎜ / 76kg

◇ Objet350 Connex1/2/3

 最大造形サイズ     342(W) × 342(D) × 200(H) ㎜

 使用可能材料      硬質樹脂、ゴムライク樹脂、耐熱性樹脂、生体適合性材料、ABS ライク樹脂など ※機種により異なる

 サポート        ジェル状フォトポリマーサポート

 積層ピッチ       0.016 / 0.030 ㎜ ※材料により異なる

 筐体サイズ       本体 1400(W) × 1100(D) × 1260(H) ㎜ / 430 ㎏

 マテリアルキャビネット 330(W)×640(D)×1170(H) ㎜ / 76kg

【Connex1/2/3 の特性について】

Connex1/2/3 の各特性は別表(各Connexの特性)の通りです。

<トリプル・ジェッティング・テクノロジー>

トリプル・ジェッティング・テクノロジーでは、最大三種類の材料を一度の造形で同時に使用することができます。

これにより、異なる材料の別々のモデルを同じトレイ上で出力することができたり(ミックストレイ)、単一モデルで最大三種類の材料を組み合わせて造形したりすることができます(ミックスパーツ)。

<デジタルマテリアル>

異なる2 種類の材料を混ぜ合わせて、物性や硬さが異なる100 種類以上の材料を作ることができます(複合材料)。

<オーバーモールド>

硬質のABS ライク樹脂の周りを軟質樹脂で包む多重構造で造形することができます。

<マルチカラー材料>

数百通りの色彩表現が可能なカラー材料を使うことができます。外観や質感のみならず、より実物に近い色のモデルを手にすることができます。

<外部マテリアルキャビネット>

外付けのキャビネットに三種類の樹脂を一度にセットすることができ、造形時間全体の短縮が期待できます。

【ストラタシス製3Dプリンタ WEBサイト】

http://www.marubeni-sys.com/de/3d_modeling/

【ストラタシスについて】

ストラタシスは、3Dプリンタの世界No.1シェア(*7)を誇る、3Dプリンタメーカーです。FDM方式・Polyjet方式の3Dプリンタを多数取り揃え、試作用途からデザイン検証、またDDM(Direct Digital Manufacturing:実部品直接製造)など、幅広くものづくりの現場に導入されています。丸紅情報システムズは、1992年以来、20年以上にわたりストラタシス社の正規販売代理店として同社製品を取り扱っています。2012年と2013年には、ストラタシスによって、世界で最もストラタシス社製品・サービスの販売に貢献した企業として、世界トップリセラーに認定されました。

【丸紅情報システムズについて】

丸紅情報システムズは、最先端ITを駆使した付加価値の高いソリューションやサービスを、お客様視点で提供するソリューションプロバイダです。製造・流通・サービス・小売・金融業を中心とする様々な業界の知見と高度な提案力とグローバルな視点からお客様の差別化に貢献する最先端技術やそれを活用した新しいソリューションの開発力が当社の強みです。ソリューションや製品、サービスを通じて、お客様の期待を超える新しい「価値」の創出でお客様のビジネスを支援します。

<お問い合わせ先>

丸紅情報システムズ株式会社

URL: http://www.marubeni-sys.com/

〒150-0002東京都渋谷区渋谷3-12-18 渋谷南東急ビル

広報・業務推進部(プレス関係者窓口)

電話:03-5778-8885 ファックス:03-5778-8999

<製品に関するお問い合わせ>

丸紅情報システムズ株式会社

製造ソリューション事業本部 モデリングソリューション部

電話:03-5778-8069/8583

*文中の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。

*ニュースリリース記載の情報は発表日現在の情報です。記載の情報は予告なく変更される場合があります。

*1 :造形後のモデルを専用のアルカリ水溶液の入った洗浄機に漬けることで溶解・除去できるサポート材

*2 :造形後のモデルから手で剥離して除去できるサポート材

*3 :SABIC Innovative Plastics IP BV社の登録商標

*4 :同上

*5 :3Dプリンティングによって、機能的・視覚的な付加価値を備えたモノを製作すること

*6 :専用の機器を使って、水圧で除去することができるサポート

*7 :出典 Wohlers Report 2014

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