東 京 経 済 大 学 ニ ュ ― ス Vol.07
2017年2月14日
東京経済大学
東 京 経 済 大 学 ニ ュ ― ス Vol.07
特集1:「東経大チャレンジ2020」の策定
特集2:創立120周年記念事業と寄付金募集について
東京経済大学ニュースVol.07の内容を一部抜粋してお送りします。
すべての内容につきましては、プレスサイトのリリース全文ファイルをご覧ください。
※東京経済大学ホームページ:http://www.tku.ac.jp/
特集1:「東経大チャレンジ2020」の策定
~チャレンジする大学と学生─『はじめて物語』の創造~
東京経済大学 学長 堺 憲一
2014年4月に学長に就任して以来、大きな目標のひとつとして、東京経済大学が進むべき方向性を明確にするために「教学ビジョン」の策定を掲げてきました。2016年秋にまとめた教学ビジョン「東経大チャレンジ2020」について説明いたします。
■「東経大チャレンジ2020」がめざすもの
ビジョン「東経大チャレンジ2020」のめざすところは二つあり、ひとつは、「エデュケーション」「キャリア」「サポート」「キャンパス」という4つのクオリティの向上を通じて「チャレンジする大学」をつくりあげていくこと。もうひとつは、4つのクオリティの向上を通して「チャレンジする学生」を育成していくことです。
ひと言でいえば、「チャレンジする大学と学生─『はじめて物語』の創造」をめざすという点に集約されます。「チャレンジ」という言葉は建学の精神である「進(しん)一層(いっそう)」に由来しており、本学の前身・大倉商業学校創設者である大倉喜八郎が、チャレンジ精神旺盛なパイオニアとしてさまざまな分野で「日本初」を創造してきたこと、そして卒業生や教職員、学生たちもまた多くの「日本初」もしくは先駆的なトライアルという、いわば「はじめて物語」を演出してきた歴史と伝統を有していることから、この言葉を使用しています。
ここで想定する学生のチャレンジとは、入学した学生たちが、学びや課外活動を通じてさまざまな「はじめて」を経験し、「入学前(ビフォー)」から「卒業後(アフター)」へと大きく成長していく姿です。ビジョンで挙げることの大半は、社会人にとってごく当たり前のことかもしれません。しかし初めて取り組む学生にとっては、多くが「未知の世界」なのです。
学生の心の中は、大海に漕ぎ出す船乗りのように希望と不安が入り混じっていることでしょう。学生たちの『はじめて物語』には、彼らの成長を支えていくという本学の心意気・基本姿勢が投影されているのです。
■「東経大チャレンジ2020」の内容
「東経大チャレンジ2020」は、現在の大学の特徴をまとめた「4つのクオリティ」、前項で述べた学生たちの「はじめて物語」、下図に示す大学改革のための「7つの重点項目」で構成されます。
4つのクオリティでは「エデュケーション・クオリティ―自ら学ぶ、ゼミする東経大」、「キャリア・クオリティ―安心の、就職力。」、「サポート・クオリティ―自立を促す、多様な支援」、「キャンパス・クオリティ―環境との共生、地域社会との連携」の4つを取り上げ、それぞれ7つのチャレンジ項目をあげました。
たとえば、エデュケーション・クオリティでは初年次教育、教養教育、専門教育、ゼミナール、資格取得、ベーシックプログラム、アドバンストプログラムの7項目で、これらについて現状を客観的に分析し、課題を洗い出して改革を実行します。4つのクオリティは本学の誇る特質ですが、これをより魅力的なものとし、本学のさらなる発展に役立てるのです。
7つの重点項目は、大学が直面するさまざまな課題に大学全体で取り組むための大目標で、2017年4月に誕生する「キャリアデザインプログラム」もその成果の一端といえます。「学生支援」では「教職ラウンジ」の新設や学生相談室の充実、また「キャリア力」では、社会人基礎力と持続的就業力を身に付ける進一層科目群を2017年4月にスタートさせます。「国際化」では国際化推進戦略会議を設ける一方、グローバルラウンジ 「コトパティオ」を開設。「社会連携」では地域連携センターを開設し、シンポジウムや共同研究など産学連携の試みを進め、「大学院」では中国の有力大学との協定を進めて優秀な留学生の受け入れに注力しています。そして「内部質保証」では、大学の活動を点検改善するPDCAサイクルを働かせることで大学の質的充実に取り組んでいます。
特集2 :創立120周年記念事業と寄付金募集について
~教育研究・設備を充実させるほか120年史の編纂も実施~
東京経済大学は2020年、前身の大倉商業学校創立から120周年を迎えます。本学はこの120周年を節目に、教育・研究の一層の充実と、そのために必要となる施設の整備を計画し、さらなる発展の基礎を築きたいと考えています。
2007年度には「TKUチャレンジシステム」をスタートさせ、2017年4月、本学の教育とキャリア支援の集大成ともいえる「キャリアデザインプログラム」を開始。東京経済大学への関心が、ますます高まるのではないかと考えます。
設備面では、自然との共生をテーマに環境に配慮した新5号館が2012年4月に竣工し、2014年4月には新図書館が建設され、学生たちの学びの空間がより充実したものとなりました。植物との共生を図った特徴的な外観と、光あふれる室内空間を持つこの二つの建物は、良質な学校施設として高い評価を受け「グッドデザイン賞」を受賞しました。
このように、本学は「チャレンジする大学」「面倒見の良い大学」「就職に強い大学」として独自の地位を築いてまいりましたが、創立120周年を機に、教育・研究面、設備面においてさらなる強化を図り、本学の一層の発展のための基礎をつくりたいと決意しています。
このため、2017年2月から2021年3月にわたり、総事業費90億円の120周年記念事業と総額20億円の寄付金募集を行うことを決定しました。記念事業として、教学ビジョン「東経大チャレンジ2020」に基づき教育研究の充実を図るほか、施設面では国分寺キャンパス第2期整備事業として、「新葵(き)陵(りょう)会館(仮称)」「新教育研究棟(仮称)」「新研究棟(仮称)」などの建設と、新次郎池周辺整備などを計画し、さらに120年史の編纂や各種記念行事を実施いたします。
創立120周年記念ロゴが完成
3年後となる2020年、東京経済大学は創立120周年を迎えます。120周年を迎え、またさらに発展していくイメージで「Tokyo Keizai University」の頭文字をあしらい、新しいロゴをデザインしました。
◎東経大インフォメーション
◇Information 1
~ 一般入試前期出願速報 2015年度以降、3年連続で志願者が増加
2017年度一般入試前期、センター利用入試前期の志願者は合計12,027名となり、2014年度が8,972名であったのに対し、2015年度は10,141名、2016年度は10,352名と、3年連続の志願者増となりました。
◇Information 2
~ 第55回高等学校選抜卓球大会in多摩 本年度も開催。大学主催の伝統ある卓球大会
東京経済大学が主催し、本学体育会卓球部が運営する「第55回高等学校選抜卓球大会in多摩」が2017年1月8日(日)、本学の100周年記念館で開催されました。
国分寺市も協賛するこの大会は1962年、本学卓球部OBが近隣の高校を招待して「多摩地区高校選抜大会」としてスタートし、第50回以降は参加校の対象地域を広げ、名称も現在使用されている「高等学校卓球大会in多摩」に変更。現在は学生がOB会と協力して運営にあたっています。55年目を迎えた本年度は、200名(男子38校139名、女子24校61名)が参加しました。
昨年度の主将は「大会の開催をコーディネートするのは、10年間の競技人生で初めての経験でした。運営に携わったことで、準備に当たられる人に対し初めて感謝の念を抱けるようになりました」と話すなど、技能的な部分はもとより学生たち自身の成長につながるとともに、大学と地域の皆さまを繋ぐ重要な大会と考えています。
◇Information 3
~「ゼミする、東経大」ゼミ研究報告会開催 さまざまな質問や意見を受けながらの活気に満ちた報告会
東京経済大学では150近いゼミが活発な研究活動を行っており、「ゼミする、東経大」としてJR中央線窓上で2年にわたりさまざまなゼミを紹介しています。
昨年 11月から12月にかけ、4つの学部と全学共通教育センター(総合教育)の各ゼミが研究成果を発表する「ゼミ研究報告会」が行われると、来年度のゼミを選択する1年生や現役高校生も情報収集を行うため多く集まり、各報告会は活気に満ちたものとなりました。
◇Information 4
~ 2016年度 東京経済大学体育会年間表彰式 最優秀賞にサッカー部と陸上競技部山田真樹さん
2016年度の東京経済大学体育会年間表彰式が2017年1月7日(土)に行われ、最優秀団体賞である「学長賞」をサッカー部が、最優秀個人賞である「父母の会会長特別賞」を陸上競技部の山田真樹さん(コミュニケーション学部1年)がそれぞれ受賞しました。
◇Information 5
~ 2016年法学検定試験で合格率1位・合格者数2位 東京経済大学が優秀団体に選出
2016年11月27日に実施された2016年法学検定試験において、東京経済大学はスタンダード(中級)コースの団体賞で合格率1位、合格者数2位の成績を修め、法学検定試験委員会から表彰を受けることとなりました。
◇Information 6
~ 体育会サッカー部の川畑悠吾さんが、カンボジアンタイガーFC入団 「優勝のために気持ちを出して走る」と意気込みを語る
東京経済大学体育会サッカー部の川畑悠吾さん(経済学部4年)が、カンボジアのプノンペンに本拠を置くカンボジアンタイガーFCに新加入すると、クラブホームページ上で発表されました。
◇Information 7 その他
●大倉喜八郎記念東京経済大学学術芸術振興会 学術講演会開催
沈みゆく大国アメリカ ~逃げ切れ!日本の医療~
ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号を取得し、日米各種メディアで執筆や講演活動を続けている国際ジャーナリストの堤未果さんが、2月18日(土)に東京経済大学 国分寺キャンパスで学術講演会「沈みゆく大国アメリカ~逃げ切れ!日本の医療~」を行います。
●武蔵村山キャンパス公開講座 受講者募集のお知らせ
第1回 地球は暑くなっている-パリ協定の意義-
講 師:福士正博(ふくし・まさひろ)本学経済学部教授・副学長
開催日程:3月4日(土) 14:00~16:00
第2回 グローバル社会の英語と日本人~私たちは英語とどう付き合えばよいのか~
講 師:小田登志子(おだ・としこ)本学経済学部准教授
開催日程:3月11日(土) 14:00~16:00
●東京経済大学・多摩信用金庫共同シンポジウム
中小企業の稼ぐ力と支援力
~企業と支援機関のパートナーシップによる価値共創~
開催日程:2017年2月24日(金)14:00~17:00
会 場:東京経済大学 国分寺キャンパス 5号館2階 E201教室
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