東京経済大学ニュースVol.30

東経大

2023年9月22日

 

東京経済大学ニュ―スVol.30 東京経済大学 公式サイト:https://www.tku.ac.jp/

 

特集①                                           

アダム・スミス生誕300年記念企画 ―展示会と講演会― スミス関連の貴重書を披露する展示会と講演会を930日(土)に開催

 

 2023年は1723年に生まれたアダム・スミスの生誕300年にあたることを記念し、東京経済大学図書館は「経済学の父」スミスの足跡をたどる展示会と講演会を開催します。

 展示会では、本学図書館が所蔵している『国富論』の初版本などスミス関連の貴重書を披露します。また、講演会ではスミス本人とスミスの経済学と深い関りをもった経済学者たちについて研究している3名の研究者が登壇。当該経済学者たちの経済学史上における貢献をわかりやすく解説し、スミスに始まる古典派経済学の現代的意義を明らかにするとともに、展示会の出品資料について解説します。今回の記念企画は、世界に誇る本学図書館所蔵品に直に接することが可能で、そのすばらしさを実感していただける機会となります。

ローダデール旧蔵『国富論』初版第1巻のタイトルページ 

アダム・スミス生誕300年記念企画 ―展示会と講演会―
日  時

2023年9月30日(土) 13:00~16:00

会  場

東京経済大学 国分寺キャンパス

[展示会] 図書館1階

[講演会] 大倉喜八郎 進一層館(フォワードホール)

参 加 費

無料

申込方法

事前申し込み制(東京経済大学公式サイトから)

下記URL、または右記の二次元コードからお申込みください。

https://www.tku.ac.jp/event/2023/2023-07-01-021.html

 

講演者およびタイトル・内容
新村 聡 岡山大学 名誉教授・特命教授 「アダム・スミスの大きな政府論―金融規制・公教育・累進税」

アダム・スミスは一般に自由放任と小さな政府を主張した代表的経済学者とみなされている。たしかに若いころのスミスは、市場経済の調和を信頼し、政府介入に消極的であった。しかし1760-70年代の金融危機を経験し、さらに商業社会がもたらす疎外・腐敗・格差拡大の現実に直面して、スミスはしだいに政府介入を支持するようになる。スミスの思想的進化を、金融規制・公教育・累進税を中心に考察する。

出雲 雅志 神奈川大学 経済学部教授 「スミスを継いだマルサスとリカードウから受け継ぐもの」

マルサスとリカードウはスミスより40年から50年ほど後に生まれ、18世紀末から19世紀はじめのイギリス産業革命のただなかを生きた。ふたりはともにスミスの『国富論』に学び、物価の高騰や為替の下落、安価な穀物輸入、貧民の救済策などをめぐる、時代の新たな困難と課題に立ち向かう。スミスの「貧困」へのまなざしを継承したマルサスとリカードウから、いま受け継ぐものはなにか、考えてみたい。

安川 隆司 東京経済大学 経済学部教授 「アダム・スミスとローダデール」

ローダデールは、スミスの最初の体系的批判者とされ、経済学史上で特異な位置に立っている。東京経済大学はその主著『公富論』の原型とも言える膨大なコメントを付した『国富論』初版本を含むローダデール旧蔵の経済学文献コレクションを所蔵し、インターネット上で公開している。本講演では、同時開催の展示会に出品している貴重書の解説も兼ね、ローダデールを中心にスミスをめぐる経済学者たちの仕事について概説する。

 

特集②

「東経大ライブ」高校生のためのライブ講義配信 ~進路を考えるヒントに。社会科学の世界を知るきっかけに。~ 好評につき、第2弾となる全10講義を105日から順次配信(アーカイブ配信あり)

 

 高校生の進路選択において、学部名だけでは中身が見えず興味・関心と学問とのつながりが分かりにくい状況を踏まえ、東京経済大学では、高校生のためのライブ講義「東経大ライブ」を配信しています。身近な疑問を学問的な視点から考えることで、より深く理解し実践に繋げる「考え抜く実学。」を体験できる場として、各回約30分のショート講義シリーズをYouTubeライブ配信にて展開。講義終了後に質問コーナーを設けることで、ライブ配信の特性を生かした双方向の講義を実現しています。

 第1弾として2023年3月~6月にかけて全11講義を配信。高校における進路指導の場としても活用していただくなど好評を得ていることから、今回は第2弾として講義内容を一新し、10月5日から全10講義を順次配信します。社会科学のさまざまな学びの深さを知ることで、大学探しや学部選びのヒントとして引き続き活用いただきたいと考えています。

 

 

「東経大ライブ」  キミが受けてみたいのは、どの講義? 30分のショート講義。気になる講義だけの参加OK!
講義タイトル 配信日時 担当教員
偽の商品レビューを人は見破れるのか? 健全な経済活動のためのデータサイエンス 10月5日(木) 18:30~19:10

黒田 敏史

東京経済大学経済学部准教授

コンビニの膨大な商品、配送の秘密とは? 社会を支える物流の役割を考える 10月11日(水) 18:30~19:10

宮武 宏輔

東京経済大大学経営学部准教授

もしも、スマホがなかったら? 「メディア史」から読み解く現代社会 10月19日(木) 18:30~19:10

松永 智子

東京経済大学コミュニケーション学部

准教授

英語は得意or苦手?その差はなぜ生まれるの?第二言語の習得プロセスを解明しよう 10月23日(月) 18:30~19:10

中川 知佳子

東京経済大学全学共通教育センター

准教授

会社は「ヒト」か、「モノ」か? 会社法の視点で、これからの経済社会を考える 10月27日(金) 18:30~19:10

田邉 真敏

東京経済大学現代法学部教授

人のつながりは、経済活動をどう変える? コミュニティの経済学を考える 11月7日(火) 18:30~19:10

栗田 健一

東京経済大学経済学部准教授

ボールを打つコツ、どう説明する? スポーツ・コーチングと進化するテクノロジー 11月16日(木) 18:30~19:10

遠藤 愛

東京経済大学全学共通教育センター

教授

結果を出すチームは、何が違うのか? 経営組織論の観点でマネジメントを考える 11月20日(月) 18:30~19:10

山口 みどり

東京経済大学経営学部准教授

もし、「競争」にルールがなかったら? 独占禁止法の役割と重要性 11月29日(水) 18:30~19:10

中里 浩

東京経済大学現代法学部教授

外国人観光客がNIPPONでしたいことは? 観光学で分析するコンテンツツーリズム 12月5日(火) 18:30~19:10

中村 忠司

東京経済大学コミュニケーション学部教授

申込方法

下記記URL、または右記の二次元コードからお申込みください。

東京経済大学公式サイト内 東経大LIVE特設ページ 

https://www.tku.ac.jp/tku-live/

※ライブ配信後はアーカイブ配信を予定しています。

  

 

東経大インフォメーション

 

Information 1

「夏季オープンキャンパス2023」を開催

4日間で約6,400名が参加し、4年ぶりに学食体験を実施

 

 東京経済大学国分寺キャンパスにて、8月1日(火)、2日(水)、19日(土)、20日(日)の4日間、来場型の「夏季オープンキャンパス2023」を開催し、合計で6,400名を超える皆さまにご来場いただきました。新型コロナウイルスによる規制がなくなってから初となるオープンキャンパスには連日多くの受験生や保護者が来場し、大学紹介や学部説明、体験授業等に積極的に参加する様子が見られました。また、4年ぶりとなる学食体験も実施しています。

 次回は11月5日(日)に「秋季ミニオープンキャンパス」の開催を予定しています。なお、本学公式サイト上では大学概要や魅力をお伝えする「WEBオープンキャンパス」を公開しており、各学部等の学びについて解説するほか、入試情報や在学生が自身の学生生活について語る動画コンテンツなども配信しています。

 

  オープンキャンパスの様子

 

4年ぶりに実施した学食体験

 

WEBオープンキャンパス
内 容

大学紹介動画、学部等説明動画、学生体験談動画、模擬授業動画、等

U R L

右記の二次元コードのほか、下記URLからも各情報をご覧いただけます。

東京経済大学公式サイト内 WEBオープンキャンパス特設ページ

https://www.tku.ac.jp/tku_feature/

  

 

Information 2

海外協定校の学生を招いて2週間の国際交流プログラム~4年ぶりの開催

海外協定校の学生が来日し、日本語研修や日本文化などを2週間で体験

 

 東京経済大学は2023年7月7日(金)から21日(金)までの2週間、海外協定校の学生が来日して日本語研修や本学の在学生と共に日本文化などを体験するJapan Study Program(JSP)を開催しました。

 このプログラムは2006年から毎年開催していましたが、新型コロナウイルスの影響で中断され4年ぶりの開催となりました。期間中、来日した海外協定校の学生らは、三鷹の森ジブリ美術館や近隣の小学校を訪問するとともに、染め物体験や防災体験を通して交流を深めました。

 国際交流委員長の関昭典全学共通教育センター教授は「さまざまな国や文化の人たちが一緒に学ぶ貴重な機会。4年ぶりの開催で、SDGsのグローバルパートナーシップに貢献できて嬉しい」とコメントを寄せました。

 

 

Information 3

文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)」に

経済学部および経営学部の教育プログラムが認定

 

 東京経済大学の経済学部および経営学部において提供する教育プログラム「データサイエンス応用基礎レベル」が、文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)」に2023年8月25日付で認定されました(認定の有効期限は2028年3月31日)。

 「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」は、学生の数理・データサイエンス・AIへの関心を高め、それを適切に理解し活用する基礎的な能力(リテラシーレベル)や、課題を解決するための実践的な能力(応用基礎レベル)を育成するための教育プログラムを文部科学大臣が認定及び選定して奨励するものです。大学・短期大学・高等専門学校を対象に公募を行い、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度審査委員会」(以降:審査委員会)による審査の上、認定されます。

 2023年は3月3日から5月15日まで公募が行われ、審査委員会で認定されたものが8月25日に開示されています。今回新たに認定された応用基礎レベル83件のうち、2件は東京経済大学経済学部および経営学部がエントリーしたプログラムです。本学では、学生の数理・データサイエンス・AIへの関心を高め、それを適切に理解し活用する基礎的な能力(リテラシーレベル)を育成することを目的として、2021年度から「データサイエンス・スタンダード」を全学で実施しています。さらに経済学部および経営学部では、2022年度より「データサイエンス・スタンダード」の教育を補完的・発展的に学び、データから意味を抽出し、現場にフィードバックする能力、そしてAIを活用して課題解決につなげる基礎能力を修得し、自らの専門分野に数理・データサイエンス・AIを応用するための大局的な視点を獲得する教育プログラムとして、今回認定を受けた「データサイエンス応用基礎レベル」を開始しています。

 

 

データサイエンス教育の詳細や認定プログラムの科目一覧等は、右記の二次元コードのほか、下記URLからもご覧いただくことができます。

東京経済大学公式サイト内特設ページ

https://www.tku.ac.jp/ds/index.html

 

Information 4

国分寺で生活し、通う、さまざまな人たちの「学び」に焦点を当てた広告を展開

「♡KOKUBUNJIよく学べます。」と題し、大学公式サイトでショート動画を公開

 

 2023年9月から、「♡KOKUBUNJIよく学べます。」と題したJR中央線快速電車の車内窓上広告シリーズを展開しています。本シリーズは、国分寺で生活し、通う、さまざまな人たちの「学び」に焦点を当てており、第1回は本学に通う熊本出身の姉妹が登場し、国分寺とふるさと熊本の共通点や国分寺での「学び」について紹介しています。また、国分寺市との関わりが一目でわかるよう、「わたしの国分寺市民率」として1週間における国分寺市滞在時間をそれぞれ掲載しています。

 広告企画と連動した特設ページでは、姉妹のショート動画を公開。国分寺市内での過ごし方やおすすめスポット、国分寺でよく学べる理由について、それぞれが語っています。

 

1(2023年9月公開) 「ココロが疲れない街だから、よく学べます。」

 

 

本サイト内では、熊本県出身の姉妹・蓑部恭伽さん(経済学部4年)と蓑部杏奈さん(コミュニケーション学部2年)が国分寺での学生生活について語るショート動画も公開しています。

 

広告企画と連動した特設ページは右記の二次元コードのほか、下記URLからもご覧いただくことができます。

東京経済大学公式サイト内特設ページ

https://www.tku.ac.jp/love_kokubunji/index.htm

 

Information 5

「大学案内2024」「ゼミガイド2023」を発行

大学公式サイトでも電子版・特設サイトを公開中

 

 東京経済大学の魅力や教育研究概要、入試概要について紹介する「大学案内2024」と、各ゼミの活動を紹介する「TKU Seminar Guide 2023」(以下:「ゼミガイド2023」)を発行しました。

 「大学案内2024」は、受験生や高校の先生方をはじめ、本学在学生など関心のある方に無料配付しているパンフレットで、本学公式サイトでは電子版を閲覧いただくこともできます。

 学部専門科目だけでなく、教養科目系のゼミも活発に展開している本学の特色あるゼミ活動を紹介する「ゼミガイド2023」も、同じく本学公式サイトに特設ページを設け、本学教員陣が展開する多彩なテーマに沿ったキーワード検索や学部ごとのゼミ検索にも対応しており、興味関心と専門の双方向からゼミについて調べることが可能となっています。

 

「大学案内2024

大学公式サイトから無料でご請求いただくほか、電子版を閲覧することもできます。

https://www.tku.ac.jp/request/

 

「ゼミガイド2023 TKU Seminar Guide Book 2023 大学公式サイトでは「ゼミガイド2023」と連動した特設サイトを下記URLで公開中です。

https://www.tku.ac.jp/department/seminar/guidebook.html

 

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

アダム・スミス生誕300年記念企画

東経大LIVE特設ページ

WEBオープンキャンパス特設ページ

データサイエンス教育特設ページ

広告企画連動特設ページ

大学案内2024

ゼミガイド2023

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