１．新規事業参入の目的

不動産投資市場は、個人投資家や年金基金等の機関投資家、海外投資家等の多様な金融資産の安定的な運用環境を提供する市場として重要な役割を果たしています。また、個人の金融資産が1,800 兆円を超え過去最高を記録し、堅調な企業業績による内部留保も過去最高となり、金融緩和が導入されるなどの環境も相まって、資産運用ポートフォリオの多様化がより一層求められています。当社はこの様な環境の中、今後も市場が堅調に推移すると見込まれることから、当社は投資事業の多角化戦略としてプロパティ投資事業を開始いたします。

２．　プロパティ投資事業の特色

一般的なプロパティ投資の運用商品の主流は投資マンションやアパートなどですが、同事業で投資家の求める魅力的な商品を提供することが重要です。当社は同事業に於いて、これまでの投資経験を活かし、より魅力的な収益商品の開発と投資スキームを投資家向けに提供してまいります。

３．株式市場の投資家に向けてプロパティ投資を提案

当社は投資銀行業務に於いて過去5年間の運用利回りは平均60％の実績を上げております。直近の投資先16社の投資期間1年間と投資前1年間の比較では、16社の平均出来高上昇率237％、平均売買高上昇率318％（年間売買高2.1兆円）、株価上昇率186％となっております。当社は株式市場での知名度は高く、株式市場の投資家に向けてプロパティ投資の魅力を提案してまいります。

　－顧客対象および投資商品分野－

（１）　不動産テック事業：個人・法人投資家向けの収益不動産、アセット商品の販売管理

（２）　事業用不動産投資事業：企業向け事業用不動産、アセット商品の企画／開発

（３）　不動産運用会社に向け資金調達支援としてエクイティファイナンス引受

（４）　商品分野：ホテルレジデンス、高級賃貸住宅、リタイアメントハウス、投資用マンション、商業施設、 国内外のリゾート施設、太陽光発電システム、医療施設など

４．アセット投資事業会社の株式取得

当社はプロパティ投資事業の開始に伴い、投資家向けに全国276施設の太陽光発電システムの開発、販売、運用を手掛けるアセット投資事業会社の株式を取得いたしました。

－会社概要－

（１）商 号： 株式会社ノースエナジー

（２）業績： 2017年12月期　売上高　2,274百万円　経常利益　285百万円

　　　　　　2016年12月期　売上高　2,000百万円　経常利益　172百万円

（３）代表者： 代表取締役　原　典彦・小松　敬・森　尚樹

（４）所在地： 北海道札幌市中央区北4条西4丁目1-3

（５）事業内容： アセット投資事業

　　　　　　　　・エネルギー事業内容　全国276施設の管理運営　

　　　　　　　　・投資家向け太陽光、小型風力発電システムのパッケージ販売事業

　　　　　　　　・FinTechプラットフォーム事業・運用アセット商品の開発販売

　　　　　　　　・ファンド運用事業

（６）主要株主： ノースホールディングス57%（Oakキャピタル100％出資会社）

５．プロパティ投資事業の拡大を目的に資本及び事業提携を推進

当社はプロパティ事業の展開にあたり、不動産テック会社など不動産運用会社並びに当社のこれまでの投資先企業や異業種企業とも提携し、同事業分野で新たな市場を創り上げることを図ってまいります。

６．プロパティ投資の運用商品として取得済み投資商品を活用

当社はすでに投資取得済みのハワイ島のリゾート分譲用地47万㎡（15万坪）及び軽井沢のリゾート施設（客室10室、テニスコート2面7,000㎡（2,100坪）を同事業の運用不動産として活用してまいります。

７．今後の見通し

　本件により、業績に重大な影響を与えることが明らかになった場合に、速やかにお知らせいたします。

・不動産テック（Real Estate Tech ）

情報通信技術を活用して、運用不動産売買、収益不動産の経営代行や不動産投資で取得したオーナーに代わって所有する収益不動産の管理運営

・プロパティマネジメント（Property Management）

収益不動産の経営代行.不動産投資で取得したオーナーに代わって所有する収益不動産の資産価値を最大限に高め運用を行う業務

・アセットマネジメント (Asset Management)

金融資産管理運用.資産（不動産・株式・債権）の管理を所有者・ 投資家に代行して行う業務

以　　上