朝河貫一没後70年記念シンポジウム 朝河貫一 ー人文学の形成とその遺産ー

早稲田大学

このたび早稲田大学は、没後70年にあたり「朝河貫一 ー人文学の形成とその遺産ー」と題したシンポジウムを開催します。東京専門学校(現早稲田大学)を卒業し、日本人初のイェ-ル大学教授となった朝河貫一が目指した知の理想を検討し、それにより我々が今後目指すべき人文学のあり方を展望します。

2018年6月14日

朝河貫一没後70年記念シンポジウム

朝河貫一 ー人文学の形成とその遺産ー

このたび早稲田大学は、没後70年にあたり「朝河貫一 ー人文学の形成とその遺産ー」と題したシンポジウムを開催する運びとなりましたので、下記の通りご案内申し上げます。

東京専門学校(現早稲田大学)を卒業し、日本人初のイェ-ル大学教授となった朝河貫一は、日欧中世の封建制を比較した研究者として知られていますが、それとともにイェール大学で東アジア関係図書の購入責任者として日本研究の基礎を築きました。また日露戦争以降、第二次世界大戦に至る日本の軍国主義の台頭に対しては、著作や書簡により様々な批判を行いました。朝河の活動は多岐にわたりますが、彼の著作や書簡を読むときそこには日本と欧米の学知を総合し、洋の東西を越えた普遍的な人文学を目指そうとした姿が見て取れます。本シンポジウムでは朝河が目指した知の理想を検討し、それにより我々が今後目指すべき人文学のあり方を展望します。

【シンポジウム概要】

日時:2018年7月21日(土)13:30~17:20(開場12:30)

7月22日(日)10:00~16:30 (開場9:30)

会場:早稲田大学大隈記念講堂 大講堂(〒169-0071 東京都新宿区戸塚町1−104)

   (交通)高田馬場駅より 学バス02番 早大正門バス停下車

       東京メトロ東西線早稲田駅3b出口徒歩10分

入場:無料・申し込み不要 

定員:先着300名

主催:私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「近代日本の人文学と東アジア文化圏―東アジアの人文学の危機と再生」

共催:スーパーグローバル大学創成支援事業 早稲田大学国際日本学拠点 

   早稲田大学総合人文科学研究センタ―・角田柳作記念国際日本学研究所

後援:朝河貫一研究会、朝河貫一博士顕彰協会、福島民報社

【スケジュール】

2018/7/21 13:30-17:20

    開会の辞 李成市(早稲田大学理事)

    趣旨説明 甚野尚志(早稲田大学教授)

    (以下次ページに続く)

第一部 歴史学者としての朝河貫一  13:50-17:20

  司会 武藤秀太郎(新潟大学准教授)

  報告1. 近藤成一(放送大学教授)「朝河貫一の南九州中世史研究」

  報告2. 甚野尚志「朝河貫一の1930年代以降の歴史研究」

  (休憩)

  報告3. 海老澤衷(早稲田大学教授)「『大化改新の研究』から115年」  

  報告4. 浅野豊美 (早稲田大学教授)「朝河貫一の法制史研究と象徴天皇制の起源」

  討論 

18:00-19:30  (レセプション)大隈会館「楠亭」

2018/7/22   10:00-16:30

第二部 朝河貫一の東アジア研究  10:00-12:40

  司会  海老澤衷

  報告1. 増井由紀美(敬愛大学教授)  「ウィリアム J.タッカーの大学改革と朝河貫一の役割」 

  報告2. 冨田(松谷)有美子(清泉女子大学附属図書館司書) 「朝河貫一と日本図書館協会」

  (休憩)

  報告3. 武藤秀太郎(新潟大学准教授)「朝河貫一と近代中国」 

  討論

  (昼食休憩)

第三部 朝河貫一と国際平和の提唱   13:40-16:20

  司会  山岡道男(早稲田大学教授)

  報告1.  山内晴子(朝河貫一研究会理事)

  「朝河貫一の戦後構想「民主主義」とOpen Letter(回覧書簡)の役割」

  報告2.  陶波(イェ―ル大学大学院生)

  「社会学と社会的福音-太平洋問題調査会(IPR)とプロテスタント宣教師ネットワークの進歩主義的関心」

(休憩)

  報告3. 中村治子 (イェール大学東アジア図書館専門司書) 「朝河貫一と国際補助語協会」

  討論

  閉会の辞 海老澤衷

詳細は下記HPをご確認ください: https://www.waseda.jp/flas/rilas/news/2018/05/11/4826/

【お問合せ先】

早稲田大学朝河シンポジウム事務局 (担当:常田・山田) TEL:03-5236-9772 

E-mail: asakawa@list.waseda.jp

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