スタジオ・シティ、2019年第3四半期未監査決算を発表

2019年10月30日

メルコリゾーツ&エンターテイメントジャパン

スタジオ・シティ、2019年第3四半期未監査決算を発表

【2019年10月30日マカオ発】マカオのコタイ地区における世界有数のゲーミング、個人向け販売及びエンターテインメントリゾート施設であるスタジオ・シティ・インターナショナル・ホールディングス(NYSE: MSC)(以下「スタジオ・シティ」または「当社」)は、監査前の2019年第3四半期決算を本日発表いたしました。

2019年第3四半期の営業総収入は、前年同期の1億4,380万米ドルに対し、1億5,810万米ドルとなりました。営業総収入増の主な要因は、ゲーミング関連サービスの提供における売上げの増加によるものです。

ゲーミング関連サービスの提供による売上は、メルコリゾーツ&エンターテインメント・リミテッド(以下、「メルコ」)の子会社であり営業権を有するメルコリゾーツ(以下、「ゲーミング事業者」)によるスタジオ・シティ・カジノの運営のための施設及び関連するサービスの提供により生じたものです。

スタジオ・シティ・カジノの2019年及び2018年の第3四半期における、ゲーミングに関する売上高は、それぞれ3億4,560万米ドルおよび3億9,790万米ドルでした。マカオ市場全体のVIPの不振の影響を受け、2019年第3四半期のスタジオ・シティのローリング・チップ・ボリュームは、前年同期の50億9,000万米ドルに対し、27億7,000万米ドルとなりました。2019年第3四半期のローリングチップの還元率は、前年同期の3.12%に対し、2.71%となりました。ローリングチップの還元率の想定範囲は2.85%~3.15%です。

マスマーケット向けテーブルゲームの2019年第3四半期の売上高は8億8,060万米ドルであり、前年同期の8億0,790万米ドルから増額となりました。マスマーケット向けテーブルゲームの売上比率は、前年同期の27.2%に対し、2019年第3四半期は全体の28.4%となりました。

ゲーム機による売上は、前年同期の6億4,160万米ドルに対し、2019年第3四半期は7億1,120万米ドルとなりました。ゲーム機の還元率は、前年同期の2.9%に対し、2019年第3四半期は2.8%となりました。2019年及び2018年の第3四半期における、ゲーミングに関する売上高から控除されたゲーミング税およびスタジオ・シティ・カジノの運営に関連して発生した費用の合計は、それぞれ2億4,890万米ドルおよび3億1,590万米ドルでした。

2019年及び2018年の第3四半期のゲーミング関連サービス提供に関する売上高は、それぞれ9,670万米ドル及び8,200万米ドルでした。ゲーミング関連サービス提供に関する売上げは、ゲーミング事業者によりゲーミング税およびスタジオ・シティ・カジノの運営に関連して発生した費用が、サービス及び使用権に関するアレンジメントに基づき、控除されています。

スタジオ・シティのノンゲーミング売上高は、前年同期の6,180万米ドルに対し、2019年第3四半期は6,140万米ドルとなりました。

2019年第3四半期の営業利益は4,760万米ドルであり、同年前期の3,140万米ドルから52%の増加となりました。

2019年第3四半期の調整後EBITDA(1)は9,090万米ドルとなり、前年同期の7,520万米ドルに対し、21%の増加となりました。前年比の調整後EBITDAの増加は、主にゲーミング関連サービスの売上高の増加によるものです。

スタジオ・シティの純利益について、前年同期は、スタジオ・シティ・インターナショナル・ホールディングス・リミテッドによる810万米ドルの純損失を計上したのに対し、2019年第3四半期は1,430万米ドルを計上しました。2019年第3四半期は参加持分に帰属する純利益として430万米ドルを計上しました。

その他業績に影響を与える要因

2019年第3四半期の純営業外費用合計は、2,890万米ドルで、主に支払利息3340万米ドルが含まれていますが、受取利息270万米ドルで一部相殺されています。

減価償却費は、2019年第3四半期に4,360万米ドル計上されており、うち、80万米ドルは土地利用権の償却費用です。

2019年1月、ゲーミング事業者は、当社の子会社であるスタジオ・シティ・エンターテイメント・リミテッドを通じて、スタジオ・シティ・カジノにおけるVIP用ローリングチップ事業の稼働が2020年1月15日に終了することを当社に通知しました。2019年第3四半期のスタジオ・シティ・カジノのVIP向けゲーミング事業に関連するゲーミング関連サービスによる売上高は、前年同期の1,230万米ドルに対し、600万米ドルとなりました。

メルコの2019年10月30日付の決算発表(以下「メルコ決算発表」)に記載されている、2019年9月30日に終了する3か月間のスタジオ・シティの調整後EBITDAは、本書に記載されているスタジオ・シティの調整後EBITDAと比較して、1,550万米ドル多くなっております。本書に記載されているスタジオ・シティの調整後EBITDAには、メルコ決算発表に記載されているスタジオ・シティの調整後EBITDAには反映されていない、メルコグループ内手数料が反映されております。当該メルコグループ内手数料には、当社及び当社の一部子会社及びメルコの一部子会社との間で請求される手数料及びシェアサービス費用が含まれます。同様に、メルコ決算発表に記載されているスタジオ・シティの調整後EBITDAには、スタジオ・シティ・カジノにおけるVIP事業に関する費用も反映されておりません。

財務状況と設備投資

2019年9月30日時点の現金及び銀行残高の総額は、6億7,110万米ドル(2018年12月31日時点では、3億7,760万米ドル)であり、これには、使途制限付の現金5,000万米ドル(2018年12月31日時点では、3,170万米ドル)が含まれます。負債総額は2019年度第3四半期末時点の未償却繰延資金調達費用を控除して17億8,000万米ドル(2018年12月31日時点では、16億1,000万米ドル)となっております。

2019年第3四半期の設備投資額は、1,480万米ドルでした。

セーフ・ハーバー・ステートメント

本プレスリリースには、1995年米国私募証券訴訟改革法(the U.S. Private Securities Litigation Reform Act of 1995)のセーフハーバー(safe harbor)条項で定められている「将来予想に関する記述」(forward-looking statements)が含まれております。書面あるいは口頭に関わらず、当社が米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission (SEC))に定期的に提出する報告書類、株主向けの年次報告書、プレスリリースその他の文書、および当社の取締役、役員、従業員が第三者に向けて話す発言内容にも、同様の「将来予想に関する記述」が含まれている場合があります。会社が信じていることや見込んでいることなど、過去の歴史的事実ではない内容はすべて「将来予想に関する記述」です。これらの「将来予想に関する記述」には、リスクや不確定要素が内在し、多くのさまざまな要因により、実際の結果が「将来予想に関する記述」の内容と著しく異なる場合があります。これらの要因とは、(i) マカオでのゲーミング市場及び訪問者の成長動向、(ii) 資本市場 および金融市場の変動、(iii) 地域および全世界レベルでの経済状況、(iv) 当社が見込んでいる成長戦略、(v) ゲーミング監督当局およびその他政府の認可および規制、(vi) 当社の将来的な事業展開、経営成績および財務状態などが含まれますが、この限りではありません。「かもしれない」、「だろう」、「期待される」、「予定である」、「目指す」、「狙う」、「見積る」、「意向である」、「計画である」、「信じる」、「潜在的な」、「継続する」、「となる模様」といった記述およびこれらに類似する表現により「将来予想に関する記述」を特定できる場合があります。それらのリスク、不確定要素、変動要因、その他に関するより詳細な情報は、当社が SEC に提出する報告書類に記載されます。本プレスリリースに記述されるすべての情報は、本プレスリリースの日付時点のものであり、適用される法令において必要とされる場合を除き、当社はそれらの情報の訂正や更新をする義務を一切負いません。

Non-GAAP財務指標

(1) 「調整後EBITDA」とは、支払利息、税金、減価償却費、開業前費用、資産関連費用等のその他の営業外収益および費用を控除する前の利益として定義されます。調整後EBITDAは、当社の経営成績を理解し評価する上で、投資家等に有益な情報となるものと考えております。この非GAAP財務指標は、当社の業績を示すと考えられない項目による影響を排除するものです。当社は、この非GAAP指標が当社の事業を評価する上で有用であると考えておりますが、この情報は補足的な性質のものであり、US GAAPに準拠して作成された関連財務情報の代わりとなるものではありません。また、単独で考慮されるべきものではなく、純利益/損失、キャッシュ・フローその他財務業績の評価となるものを代替すると解釈されるべきではなく、営業活動、投資活動または財務活動から生み出される当社の営業成績、流動性、収益性またはキャッシュ・フローを示すものとして解釈されるべきでもありません。調整後EBITDAは当社の純損益に影響を与える全ての項目を含んでいるわけではないため、調整後EBITDAの分析ツールとしての使用は大きく制約されます。さらに、当社の調整後EBITDA算出方法は、他社が用いる算出方法と異なる可能性があり、比較可能性は限定的です。投資家においては、過去の非GAAP財務指標につき、直接的に同等のGAAP財務指標で調整されたものを検討されることが推奨されます。U.S. GAAPに基づき、最も相互比較性を有する財務指標によって算出される修正版の調整後EBITDAは、本サイトにて、本プレスリリースに含まれる財務諸表に続けて公表されます。

(2) 「調整後純利益/純損失」は、開業準備費及び物件費用等並びに負債償還による損失及び負債の条件変更に伴う費用を控除する前の純利益/純損失(参加持分への帰属分は控除)です。調整後純利益/純損失は、当社の業績を理解及び評価する上で有益な情報を投資家等に提供するものであると思われるため、US GAAPで集計した純利益/純損失と併せて、補足的な情報として公開しております。調整後純利益/純損失は、他社の算出方法と異なる可能性があるため、直接比較できない場合があります。当プレスリリースでの決算報告後、速やかに調整後純利益/純損失を修正し、US GAAPに沿った同等の金融指標で算出のうえ公開します。

スタジオ・シティ・インターナショナル・ホールディングス・リミテッドについて

当社は、米国預託証券をニューヨーク証券取引所(NYSE: MSC)に上場しており、マカオのコタイにある世界有数のゲーミング、個人向け販売およびエンターテインメントのリゾート施設です。当社の詳細については、www.studiocity-macau.com をご覧ください。

当社は、ナスダック・グローバル・セレクト・マーケットに米国預託証券を上場している、唯一の筆頭株主であるメルコリゾーツ&エンターテインメント・リミテッド(NASDAQ:MLCO)から大きな支援を受けております。

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