PETボトルリサイクル推進協議会（東京都中央区、会長：金子友昭 以下、推進協議会）は2020年度のPETボトルのリサイクル実績を中心に取りまとめた「ＰＥＴボトルリサイクル年次報告書2021」を発刊しました。2001年以来、毎年作成しており、PETボトルの３Rへの取り組みなどを広く啓発していくことを目指しています。

2016年度から取り組んできた第3次自主行動計画も2020年度で最終年度を迎えました。

2020年度トピックスとして、リデュース（軽量化率）では指定PETボトル全体の軽量化率は第３次自主行動計画25％の軽量化目標に対して25.3％（2004年度比）と軽量化目標を達成しました。また、削減効果量は176.8千トンとなり、主要な容器サイズ・用途17種で2～39％の軽量化が進み、９種でそれぞれの軽量化目標値を達成しています。

一方で、リサイクル率は、88.5％と目標85％以上の維持を達成、前年度の8５.9％に対して2.6ポイント上昇しました。一昨年度より調査を開始した有効利用率は98％となり、資源回収以外に可燃ごみ・不燃ごみへのPETボトルの混入量が全体の3.3%であることがわかりました。

また、飲料業界で採用が進む使用済みPETボトルから再びPETボトルに戻すボトルtoボトルは86.3千トンとなり、順調に増加しています。

私たちの生活になくてはならない容器として浸透しているPETボトル。そのPETボトルのリサイクルの必要性や循環型社会の大切さ、リサイクルの流れなどを知っていただくための啓発活動などにも積極的に取り組んでいます。

PETボトルの自主行動計画はPDCA（Plan・Do・Check・Action）を繰り返すプロセスで進めており、プロセスをご理解いただくとともに、ＰＥＴボトルのリデュース及びリサイクルの３R推進を通じ、より良い社会の実現にいささかなりとも貢献すべく真摯に取り組んでまいります。

詳しくは、「ＰＥＴボトルリサイクル年次報告書2021」でご確認をお願いいたします。

HP：http://www.petbottle-rec.gr.jp/nenji/2021/