酒好きほぼ100人に聞くアンケート「酒飲みのミカタ」 2021年あなたの酒予想、今年ヒットするのは?
まだ、しばらくはコロナ予防対策をしながらの暮らしが続く。酒好きたちは今年どんな酒ライフにしたいのか
酒好きほぼ100人に聞くアンケート「酒飲みのミカタ」。今年最初のテーマは「2021年あなたの酒予想」です。まだ、しばらくはコロナ予防対策をしながらの暮らしが続きます。酒好きたちはどんな酒ライフにしたいと思っているのでしょうか?
■注目は「季節の酒」と「地元の酒」
まず、「巣籠が続く中、選ぶことが増えそうな酒は?」という質問から見ていきましょう。
もっとも多く得票したのは「決まった時期しか飲めない限定の酒」で33%にのぼりました。昨秋、ボジョレーヌーヴォーが予想を上回る好調ぶりと報じられたのは記憶に新しいところですが、マンネリしがちな家飲みが続く中、季節限定のイベント商品は今年も人気となりそうです。
風物詩となる季節限定の酒への関心は高い
第2位は「地元の酒」で28%です。かつては地元の酒というと清酒をイメージしたものですが、10年ほど前から各地に小規模なブルワリーやワイナリーが誕生し、最近はウイスキーやジンをつくる蒸溜所も増えています。地産地消を謳い地元の酒や食品を好んで選ぶ消費スタイルも広がりを見せており、テレワークが当たり前になり自宅で過ごす時間が長くなったことが、こうした消費傾向を促しているのかもしれません。
3位は「立春に搾った酒など縁起物」と「ジャパニーズウイスキー」がともに22%で並びました。立春(今年は2月3日)の早朝から全国各地の酒蔵が地元の酒販店と一緒になって瓶詰めし、その日のうちにお届けする「立春朝搾り」は日本名門酒会の人気企画です。今年は例年以上の盛り上がりが予想されます。また、世界中で高い人気が続いているジャパニーズウイスキーは、引き続き愛飲家の垂涎の的になりそうです。近年は酒齢の長いものは商品供給がタイトでしたが、蒸溜所の製造能力を増強、フル稼働で生産し始めて約10年になります。安定供給されるようになる日が楽しみです。
5位以下には「つくり手がこだわり抜いた酒(21%)」「日本ワイン(17%)」「クラフトな酒(同)」とつくり手の思い入れが前面に出たストーリー性のある商品群があがりました。
ジャパニーズウイスキーはまだまだ人気が続きそうだ
■2021年のニューノーマル 飲み会は少人数で
増えそうな飲酒シーンでは「少人数での飲み会」が26%でトップです。感染防止対策を講じたうえでの少人数の飲み会が、コロナ禍が収束するまでのスタンダードになりそうです。密を避け、手指の消毒を徹底し、大声で話さず、料理は銘々に用意するスタイルが定着すると予想されます。
2番目は「季節の食材や料理を用意する(21%)」でした。季節限定の酒が好まれたのと同様に、酒肴も季節感の豊かなものが食卓を飾る機会が増えそうです。
昨年広まった料飲店でのテイクアウトサービスの利用やふるさと納税の返礼品に酒類を選択、自宅でも料飲店レベルの生ビールを求める動きも続きそうです。
自宅でお店の生ビールのクオリティを追求
■コロナが収まったらやりたいのは「温泉で地酒を一杯」
最後に2021年の予想として「コロナ禍が収束したらやりたいこと」を酒について選んでもらいました。トップは「温泉で地酒を一杯」で群を抜いて多い46%の得票率です。旅行も制限されているため、自由に動けるようになったら旅と酒へのニーズが膨らむことでしょう。
温泉と地酒は超人気観光コンテンツ 「さけ通信」より
第2位グループは約35%の得票率で「酒造工場見学」「日本酒やワインのイベント参加」「大勢での飲み会」があがりました。酒造工場は人気の高い観光コンテンツですが、新型コロナウイルスの感染を防止するため、現在は多くが見学者の受け入れを見合わせています。試飲イベントは日本酒やワインだけでなくビールやウイスキーも各地で多数開催されていました。昨年はほとんどが中止となり、これも再開を望む声が非常に強いことがわかります。これらの催しに再び参加できるよう、一日も早いコロナ禍の収束を願うばかりです。■
蒸溜所の見学も再開の要望が多い。サントリー山崎蒸溜所より
当面はオンライン見学会が続きそう。一ノ蔵利き酒セミナーより
【調査概要】
●調査時期:2020/12/22~12/25
●調査方法:インターネットアンケート
●サンプル数:103人(お酒好きな人)
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 株式会社酒文化研究所
- 所在地 東京都
- 業種 食料品
- URL http://www.sakebunka.co.jp/
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