本日、釧路湿原野生生物保護センター 展示施設リニューアルオープン!
環境省釧路湿原野生生物保護センターは、本日、リニューアルオープンしました。1993年に設置されてから28年が経過します。ご来館の皆様に釧路湿原をはじめ北海道に生息するシマフクロウ、オジロワシ、オオワシ、タンチョウを始めとする野生動物の生態をより実感して頂けるよう展示コンテンツの刷新、施設機能の拡充を実施致しました。また、保護、調査を行う専門スタッフによるバックヤードのガイドツアーの新サービスも開始致します。皆様のご来館をお待ちしております。
<釧路湿原野生生物保護センターについて>
釧路湿原野生生物保護センターは、特にシマフクロウ、オジロワシ、オオワシ、タンチョウなどの道東に生息する希少鳥類の保護に取り組んでいる施設です。当センターは、北海道全域で発見される傷ついた個体や死体を収容しています。生きた状態で収容した個体に対しては、野生復帰を目指した治療・リハビリテーション・放鳥に取り組んでいます。また、センターで収容した個体の事故の原因究明を行うことで、人為的な事故の防止対策に繋げています。
新たに生まれ変わった釧路湿原野生生物保護センターは、東北海道の猛禽類の行動、生態についてもっと詳しく知ることができるよう、これらの種の生活を再現した展示を新設しております。また、実際に保護した個体をみることができる展示ケージを活用したバックヤードツアーも新コンテンツとして登場します。現場で働く専門スタッフの説明は、展示物で知る事実より深い話を聞くことができます。希少鳥類が生きる世界を知ることで、釧路湿原国立公園などの北海道東部を観光しているときに確認できる野生動物がさらに身近になるでしょう。
<釧路湿原野生生物保護センターの周囲の環境>
釧路湿原野生生物保護センターは釧路湿原国立公園内に位置し、それを含む北海道東部には阿寒摩周国立公園、知床国立公園、そして新たに国定公園に指定された厚岸霧多布昆布森国定公園、さらに国指定鳥獣保護区が8カ所あるなど、多くの渡り鳥が飛来し、また飛び立つ中継地点となる豊かな自然が残されてきたエリアです。 釧路湿原は広大な水平的景観を特徴としており、昭和62年に28番目の国立公園に指定されました。約1万8千haに及ぶ湿原の大半はキタヨシ・スゲ類・ハンノキ林からなる低層湿原で、一見単調に見えますが、ミズゴケが堆積した高層湿原や、蛇行する河川、湖沼群などさまざまな環境を含んでいます。またタンチョウやイトウ、キタサンショウウオといった希少な野生生物が生息しています。釧路湿原の主要部分は昭和55年に「ラムサール条約」に国内第一号として登録されました。
釧路湿原飛来するタンチョウ
<新企画バックヤードツアー>
当施設では、怪我をした希少猛禽類が北海道全域から集まり、治療、回復、そして放鳥に向けて野生への復帰をサポートしていると同時に、不幸にも野生復帰ができない大型猛禽類を保護、飼育しております。
この取り組みを支える専門スタッフのガイドを受けながら施設紹介をうけるバックヤードツアーを新設致します。日々接することで見えてくるオジロワシ、オオワシなどの生態、ここに来るに至った事故の原因や対策など専門スタッフの生の話を聞くことができます。
◆来場記念グッズのプレゼント
来館記念に当センターで保護、飼育、放鳥するシマフクロウ、オジロワシ、オオワシ、タンチョウをデザインしたエコバッグ、3色ボールペン、野帳のセットを先着3000名様にプレゼント致します。
<開館時間>
4月1日~10月31日 9:30~16:30
11月1日~3月31日 9:30~16:00
<休館日>
毎週水曜日、年末年始(12月28日~1月4日)
<お問い合わせ>
環境省 釧路自然環境事務所
北海道釧路市幸町10-3 釧路地方合同庁舎4F
TEL:0154-32-7500 FAX:0154-32-7575
釧路湿原野生生物保護センター
〒084-0922 北海道釧路市北斗2-2101
TEL: 0154-56-2565
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過去に配信したプレスリリース
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2021/8/20
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