【山形県南陽市】市内の小学校5年生が1日南陽市長を体験。市政について理解を深める。

南陽市では、今後も子どもたちが市政に関心を持ち、将来の南陽市について考える機会を設けていく予定

山形県南陽市

南陽市の市長の仕事を体験する「1日南陽市長体験」が令和4年7月28日(木)に行われ、市内の小学5年生10人が参加し、関係施設の訪問や記者会見での政策提案を通じて、市政について理解を深めた。

 

次代の南陽市を担う子どもたちに市政に対する関心と理解を深めてもらおうと、小学5年生を対象に昨年度から実施しているもの。1日南陽市長の委嘱を受けて、市長の講話や施設見学、記者会見などを体験した。

 

このうち市長の講話では、“1日市長秘書”の白岩孝夫市長が、市長の仕事や市長と議会の役割について説明。市長室や議会の見学を行いながら、市長の仕事を学んだ。

また、南陽警察署や南陽消防署の視察も行われ、警察署では鑑識作業体験や警察犬見学、消防署では火災防御訓練の観閲や水消火器使用訓練などが行われた。

 

最後に行われた記者会見体験では、各市長が「自分が市長になったらやりたいこと」を発表。「赤湯温泉とぶどうを使ってサーモンを養殖」「温泉の地熱を使って地熱発電所を作る」「観光地を作って観光客や住民を増やす」「子どもが楽しく遊べる施設を作る」「花火大会を開催する」などの提案が行われた。

会見に参加した各メディアの記者からの質問も挙げられ、「提案を実現するには何が大事?」との質問には、「住民が協力することが大切」、「考えたことがあったらそれを有言実行すること」、「一人ひとりがちゃんと課題に向き合うこと」などと回答。また、市長の仕事への感想では、全員が「大変な仕事」と口を揃える一方、「将来市長になりたい人は?」との問いかけには、4人が手を挙げるなど、それぞれ市長の仕事に興味をもつきっかけとなっていた。

 

南陽市では、8月9日(火)に中高生を対象とした中高生議会も予定しており、今後も子どもたちが市政に関心を持ち、将来の南陽市について考える機会を設けていく予定である。

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